太陽光採光システム「ひまわり」は3つの仕組みから構成されています。①屋外に設置した集光機で太陽の光を集め ②集めた太陽光を専用の石英ガラス製光ファイバケーブルを使って照射希望の場所まで運び、③専用の照射器具から 太陽の光を照射するシステムです。日の出から日の入まで太陽を自動追尾しますので、天窓や鏡を利用するシステムのように部屋の位置や窓の方位、太陽高度による影響がなく、一日中安定した採光が可能になります。
自動追尾システムで常に太陽の位置をとらえる最新テクノロジー
日の出から日の入りまで刻々と動く太陽を正確に捉えるために太陽センサー付自動追尾システムを 搭載しています。この機能により光を集める集光部が常に太陽と正対するようコントロールされ、最大効率で光を集めます。
自動追尾システムの特徴
屋外に設置した集光機には、高性能な集光レンズによって太陽の光を効率的に紫外線や赤外線をカットしながら集めます。
光ファイバーで太陽の光をどこにでも照らすことが可能です
太陽光採光システムひまわりに採用している光ファイバーは高品質、高純度の石英ガラス製の光ファイバーケーブルです。 直径は約15mmという非常に細く、また、曲がりの制限もないので、建物内を自由に運ぶことができます。 また石英ガラス製ファイバーケーブルはプラスティック製に比べ、長距離伝送に伴う光の損失が非常に少ないことが特徴です。 そのため、集光部と照射部が離れてしまう高層ビルや住宅の地下室などでも充分な明るさを確保することが可能となります。
太陽光照明ひまわりがお届けする光は太陽光の波長成分のうちの「可視光成分」を中心に集めた「安心で安全な光」です。とくに肌のトラブルを引き起こす紫外線は100%カットしているため、室内でも安心してご利用いただけます。また、一日を通して刻々と変化する太陽光の色の変化もそのまま再現 しますので、昼間は白っぽいすがすがしい光、夕方は赤みの増した癒しの光を室内で体感することが 出来ます。色の変化を視覚で感じることは心理的な作用もあり、人間本来に備わっている生体リズム (サーガディアンリズム)を整える効果があると言われています。
人が「明るい」と感じる感覚はひとりひとり異なります。それぞれが持つ感覚と実際の明るさのズレを最小限に 抑えるために、明るさを「照度」(=ルクス:lx)という単位で数値化してします。日本工業規格(JIS)では、 様々な目的の空間ごとに細かく推奨照度を設定しています。
(参考) 一般住宅で基準とされる照度
1000ルクス=手芸、裁縫~
500ルクス=読書、化粧など
200ルクス=団らん、娯楽など
一般住宅向けの「ひまわりAS」の場合、照射距離が2.0mで平均照度が約500ルクスの光となります。(晴天時=外部直達照度100,000ルクス)